Old Smith & Wesson Knives

当初はオールドS&Wナイフネタを書こうと思っていたのが、この頃は60~70年代アメリカン・ナイフ再発見の話です

ガードとポメル

The work-hardened brass guard of a Smith & Wesson sportsman's knife is hand
fitted and silversoldered to the blade,a technique characteristic of the
finest custom made knives.Guard,handle and pommel are then hand finished to
a perfectly blended unit for absolute working comfort.

In place of a regular pommel,Smith & Wesson Survival and Outdoorsman Knives
have a knurled brass end cap that screws into the end of the emergency
equipment cylinder,keeping the contents dry and protected.

Fishermen's Knives have an extended tang that provides a secure tie ring for
the lanyard and can be used as a fish stunner.

(S&Wスポーツマンズナイフの冷間鍛造された真鍮製ガードは手作業で組まれ、ブレードに銀ろう付けされます。この手法は最も優れたカスタムメイドナイフに特徴的なものです。ガードとハンドル、そしてポメルは、完全に快適な使用感を実現するために、完璧に融合した1丁となるよう手仕上げされます。

S&Wのサバイバルとアウトドアーズマンのナイフは、通常のポメルの代わりに、緊急時装備を収めるシリンダーにねじ込むことのできる、ローレット加工された真鍮のエンドキャップを備え、このキャップはシリンダーの内容物を保護し乾燥を保ちます。

フィッシャーマンナイフは、手貫き紐を通す環のために延長されたタングを備えます。これはまた魚を〆るために使うこともできます)

 画像のソース
http://smith-wessonforum.com/smith-wesson-knives-collectables/106690-s-w-knife-brochure.html



 ガードとブレードの接合部の隙間があいていると、そこから水気なりが入ってタングの腐食を引き起こす。銀ろう付けは、その隙間を溶接で埋め、固定するものだ。

 低温銀ろうを使用する場合は200度以上の熱を接合部分に加えることになるが、もし誤って500度近くまで上げてしまうとナイフは不良品となってしまう。また溶接後の中和洗浄が不十分なことによる腐食の発生の可能性もある。つまり、工程が増え熟練も必要なので、いわゆる量産品には採用されない手法である。