Old Smith & Wesson Knives

当初はオールドS&Wナイフネタを書こうと思っていたのが、この頃は60~70年代アメリカン・ナイフ再発見の話です

その他のナイフの話題

アメリカン・ナイフの源流域に分け入りたいが、程度の良いMarble’s Knifeはないのか?

Rigid Knifeのところで触れたMarble's Ideal、昔に興味を持っていろいろ調べたナイフである。日本のナイフコレクター界隈ではあまり言及されないが、実のところマーブルズ*1なしにはスカーゲルなく、ランドールなく、ラブレスなし、と言えるアメリカン・スポ…

ウーツ鋼?ダマスカス鋼?いえ、Boye Dendritic Steelです。お試しあれ!

アメリカのナイフメーカーであるDavid Boyeさんがかつて製造していた「Dendritic Steel」*1のナイフというのがあって、この鋼材は簡単に言うと、440Cステンレス鋼を融解させてインベストメント鋳造でブレードの原型を得るものだ。 もともとBoyeさんがツバつ…

「たぶんYUKON」なRigid Knife

Rigidのナイフを初めて見たのはたぶん20年前くらいで、その頃は私はまだインターネットとの接点もなく、ナイフ店の店頭でのことである。9丁のリジッド・ナイフが納まるセールスマン・キットだった。

Old Loveless knifeの追体験(と、Schrade 153UH "Golden Spike")

ラブレスさん(Robert Waldorf Loveless)が物故されてはや6年、カスタム・ナイフ界の偉人であり、その人間臭さもオモシロイ、古き良き合理主義のアメリカ人という感じなんだが、設計の素晴らしさとブレード鋼材への飽くなき追求が業績であり、日本人メーカ…

謎ナイフとカウリY

もう15年くらい前の話だが*1、Gerberフォールディング・ハンターのレプリカを手に入れたことがあった。誰かにもらったのか、ネットオークションで買ったのか、そんなに昔のことではないはずなのに、どうして手元にあるのかはっきりした記憶がないのは困った…

思い残しのGerberナイフ

以前は60~70年代のナイフをずいぶんコレクションしていたのだけど、それぞれ使い分けて万遍なく使いこなすというまでには至らず、結局、使わないものは友人にあげる等で処分していた。要するに、買い過ぎだろうという話なんであるが、中途半端な探究心とか…

Gill Hibbenさんと440Cステンレス鋼

ステンレス鋼の「発見」は1900~1915年の間とのことで、鋼を錆びにくくするためには少なくとも10.5%以上のクロムを添加する必要があった。クロム合金鋼の研究はもっと早く、1800年代前半からされており、耐食性や強靭性が向上することも知られていたが、ここ…

ナイフを研ぐ

The proper way to sharpen your Smith & Wesson flat ground blade. Your S&W blade should be sharpened on a clean, relatively fine grit stone, well oiled to float particles away.Lay the blade edge flat across the stone, edge first, with a "sh…