Old Smith & Wesson Knives

当初はオールドS&Wナイフネタを書こうと思っていたのが、この頃は60~70年代アメリカン・ナイフ再発見の話です

このblogについて

 いわゆるオールドS&Wナイフは1973年から販売が始まって、おおよそ1980年までの7年間製造されていたようだ。

 フォールディング・ハンターを除いては自社製造のこれらのナイフは、製造中止から約35年、現在入手しやすいものではないが、かといって手に入れるのが絶望的かといえばそうでもない、そんな感じかな。見つかれば値段も手ごろである。

 ここ数年の状況はよくわからないが、箱や付属品も含めたデッドストック的な出物を、かつてebayでよく見た。出もとはおそらく米国は田舎の銃砲店の在庫品だったんじゃないかと思うが、現行品であった当時は売れ行きは良くなかったのだろうか?

 これらのナイフは今となっては知る人も少なく、また情報も少なく、誤解されている事柄が多い。いっぽうで私はオールドS&Wナイフのファンなのである。周辺の情報を拾い、組み合わせ、つなぎ合わせて、全体像を見てみようというのがこのblogの趣旨である。

 刃物を用いた凶悪犯罪が時折発生している影響もあり、ナイフに対する印象は良くない昨今である、というか、まあずっと良くなかった気もする。とはいえ、野山で遊ぶには必要な道具であるのも事実であり、良いナイフなり鉈なりがあることで遊びの範囲は広がるものだ。そしてまた、出来の良い道具は使う者の心を楽しくする。というわけで、同好のかたはぜひお付き合いいただきたい。